================================================================= 交通事故に遭うとどうなるか 第32回 現場検証当日 ================================================================= 　15年程度、無事故無違反。それが、たったの1ヶ月で2件。1件目の事故 が落ち着いた2週間後、今度は煽ってきていた車に追突されました。 　事故相手が家に押しかけてきて疎開しなければいけなくなって数日後、 事故現場の担当の警察署へ現場検証のため行くことになりました。 　集合は朝8時半だった気がします。いや、9時だったかな。ある程度早め だったと思います。自宅の管轄の隣の警察署で、少々早く家を出ました。 　30分位したでしょうか。目的の警察署に着きます。前回、人身扱いにし てもらうように診断書を持ってきたので場所は迷わずに分かりました。駐 車場を見渡す限り、事故の相手はまだ来ていないようです。警察署の中に 入って、交通事故係の部屋へ行きます。 　指定の時間まで少々時間があったので、30秒くらい部屋の前で待ちまし たが、通りかかった署員のかたに到着を告げました。そうすると車検証な どを持って来てほしいと言うことで、もう1度車に戻って部屋の前に戻りま す。それで部屋の前で待っていると事故の相手がやってきました。 　事故相手は、交通事故係の部屋に入りかかって、そして私を発見して、 一瞬ぎょっとして1度部屋から出掛かり、また入っていきました。私と同様 に車検証を要求されてまた駐車場へ戻ったのでしょう。 　そうしていると私が戻っているのを発見してもらい、「戻ってきている んなら言ってよ。」と言う感じで呼ばれます。物損扱いの書類を見ながら 車検証と免許証を調べられ、そして診断書を渡します。書類ですぐ書ける 部分はこの場で書くようです。 　診断書を渡すときに1週間となっていますがまだ痛みますと話しますと、 警察官はかなりムッとして「これはあくまで見込みだからでしょ。」と言わ れます。なぜ怒られるんだろうと思いつつ書類の書き写しをしていると、 「あれ？君が○○君？」だそうです。どうも事故相手と間違っていてそれで 診断書の期間の話をしたものだから怒ったみたいです。 　その後事故相手が呼ばれ、私は廊下で待ちます。このとき少々事故相手と 警官とでもめていた感じでした。何か言ったのでしょう。「追突は追突です 。」とか、「ブレーキかけた車に追突していいと言う法律はありません。」 とか言われています。 　その後相手が部屋から廊下に出てきて、それで私と言い合いになります。 残念ながらあまり詳細は覚えていませんが私は「あんたが悪いんだろうが。」 と言った気がします。もちろん相手から言い始めたのですが、何を言われた のか、おそらく、「何も無いところでブレーキかけて」と言う類のことを言 われたと思います。裁判で徹底的に争うと相手が最終的には言うまでになり ます。 　いやね。。。私が思うに、どう考えても追突したほうが悪いよなぁ。これ で裁判で争うって言っても結果は初めから分かっていることだし。。。 　そうしていると警官が部屋から出てきて「あんたらねぇ。。。こんなとこ で喧嘩して。喧嘩してもいいけど止めないよ。」なんて言われます。そりゃ そうですよね。この日はもう1組が来ていたのですが、そちらは言われるまま に整然と処理が進みました。また、いわゆる不良っぽい高校生っぽい人でし たが、警官相手に「はい。はい。」と従順に従っています。 　高校生の、しかもツッパリ（言葉が古いかもしれませんが）だって警察に は従うもんです。この段階で警官に突っかかっても何もいいことありません。 悪く扱われるだけです。誰だって分かりますよね。それを警官のいる部屋の まん前で一般的に悪いほうが吼えていれば。。。 　このとき、デジカメがなぜか録音中で、それを実家にメールしたら、その ときの返事が「悪たれわらすだ」だそうです。方言なので通訳しますと、悪 たれと言うのは悪くて憎たらしいときに使います。わらすというのは、子供、 ガキと言う意味です。座敷わらしのわらしと一緒です。彼は私と同じ歳なの ですが、私の感じる限り彼の精神年齢は二十歳前ではないかと。しかも高校 生程度もやらないことをしているわけでその前なのかと。そういうわけで、 色々と通常考えられないことをやったのではないか、何とかなるんだと思っ てあがいてしまったのではないか、そう感じました。 　しばらくして、先ほどの警官と上司らしき警官と事故相手とが部屋を出て きて、それぞれ自分の車で事故現場に言って待つようにと指示を受けました。 　車を運転して事故現場に向かいます。運転していて気づくのですが、首が 痛いのはもちろんなのですが、腰に異様に負担がかかります。信号が黄色に 変わったらブレーキをかけますよね。そのブレーキが腰に来て、ぎゃ〜〜〜 ぁと言うくらい痛いのです。この腰の痛みはその後少し直り、また痛くなり、 また少し良くなり、良くなった頃また悪化しての繰り返しを延々と続けるこ とになります。今でも毎日何度も痛みが走ります。もう事故から9ヶ月経って ます。 　事故現場には、私、事故相手、警官の順で到着しました。道路わきの空き 地に車を止め、お互いの車の傷を確認します。そこで相手が「そんなところ 関係ねえだろう。金せびるんじゃねぇ。」とかそういう発言をします。警官 は冷静に「これは同じ当りです。同じ事故でできた傷です。」とあっさりか わしますが相手は少々がんばって言い張っています。 　私はと言えば、なんだかなぁと感じます。何もかもにけちをつけて、とに かくあがく気なんだなと感じます。このときはバックドアのへこみ、塗装の 割れ、バックドアへついた一直線の相手のバンパーの傷、バンパー全体の車 両側への押し込まれ、バンパーについて同じく一直線の傷を指摘しました。 　さらに発見した傷があって、それはバンパー下についている金属製のカバ ーにありました。その傷は、相手車両のナンバープレートの固定ビスがぶつ かったときにビスが刻印されたものでした。こんなのもありかよ。。。 　その後、「ぶつかったのはどの辺り？」と言うのでここら辺と腕を回して 円で描いて知らせます。「ぶつかったのはあの辺り？」と今度は事故相手に 聞きます。「あっち」とぜんぜん違う方向を指差します。 　はい？？？ 　相手は事故の場所すら覚えていないのか、私が勘違いか。。。一瞬私の勘 違いと思いましたが、前後の色々な動きから間違いありません。相手はうそ をついているのか、あるいは自分がかわいいばかりに記憶が摩り替わってし まったのか。。。 　私が前のメルマガで写真を取りましょうと言うのはこういうことです。私 の車には1回目の事故以降カメラは備えてありました。ですが、こうなるなん て思っていませんし、追突なんて単純な事故です。証拠を作る必要があるな んて思ってもいませんでした。どんな軽微な事故でも写真は必要だと思いま す。相手が保険にすら入っていないことが多いバスやタクシー、運送会社相 手の場合は絶対に必要です。 　この後、事故相手の言うことは事故の場所が違うと言うだけにとどまりま せん。ぜんぜん違います。次号では、その違う部分を書くことになります。 　感想、要望、不明点などありましたら、下の登録解除のURLから匿名でで きます。 ----------------------------------------------------------------- 発行人：しばのぶ sibanobu@nifty.com 登録解除：http://homepage2.nifty.com/siba-nobu/tr_acc/ 感想は、上のURLから匿名でできます。 このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用 して発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000115004) -----------------------------------------------------------------