================================================================= 交通事故に遭うとどうなるか 第33回 現場検証とその後 =================================================================  15年程度、無事故無違反。それが、たったの1ヶ月で2件。1件目の事故 が落ち着いた2週間後、今度は煽ってきていた車に追突されました。  事故から1週間後にやっと人身事故扱いの現場検証が行われました。お 互いの車の傷を警察官が調べ、写真に撮ったりします。事故相手が、そこ は事故と関係が無いだのと何箇所か指摘しますが、あっさりと警官に却下 されます。  ぶつかった場所は?と言うことで私が指摘した場所と、相手の指摘した 場所が違います。  私の言い分は、信号2つかそれ以上、ずっと煽り立てられていて、事故現 場の直前の信号を青になって出発した直後、長クラクションを鳴らされて、 路外へ出よう方向指示器を出し縁石の合間を通るために減速したところで 衝突した。ぶつかったのは2つの交差点の中間付近。  相手の言い分は、私の主張する事故現場の次の信号が青になって発車し たら急ブレーキをかけられて追突した。というものです。  位置関係で言うと、1つ目の信号機、私の言う事故現場、2つ目の信号機、 相手の言う事故現場となります。  それで事故後に車を路外へ出して止めた場所は私の言う事故現場と、2つ 目の信号機の間付近です。おかしいでしょ? 相手の言う事故現場ならば、 2つ目の信号機のさらに先へ車を止めないことには、どこかでUターンしたこ とになります。しかしそういう事実は無いし。  また、この2つの信号機の間は非常に近くて普通車が3台程度しか止まれま せん。急ブレーキをかけたのが事実ならば、この近距離で停車状態から高速 度まで急加速しなければなりません。加速のときのタイヤの跡もブレーキの 跡もありません。高速を出していなければ急ブレーキもありえません。  この2つの信号機は赤になる時間に差があります。手前の1つ目の信号機が 赤になってしばらくしてから2つ目が赤になります。通常2つ目の信号機に車 が引っかかることはありえません。1つ目の信号機にぎりぎりで飛び込んでも、 2つ目の信号機は青です。  現場には急ブレーキの跡はありません。何も跡は無いと言うことは警官も 確認済みです。そのほか、相手の嘘に合わせて、駐車したときの車両は位置 が違います。相手の言うことを聞いていると、2番目の信号機の交差点中で 衝突していなければなりませんが、実際は1番目と2番目の交差点間です。  相手は嘘ばかり並び立てています。これは相手が、「自分は悪くない」と 正当化するために記憶が摩り替わってしまったのでしょうか。それとも、車 に詳しい友達と言う方がいるらしいのですが、その方の入知恵なんでしょう か。  当然警察は騙されませんが、また「なんですか!このひとーー」と1名の警 官のことをなじっています。そういう混乱があった後、私の主張する1つ目の 信号機で赤で止まったときの車両位置などをマーキングします。話の合間に、 具体的な経緯も聞かれます。相手がペンギンになった話や、押しかけてきた話 もしました。診断書を見せたのには驚いたようでした。普通は見せなくていい のかな。一通り道路にマーキングした後、「それで、ぶつかったのはどこ?」 と話が戻ります。  んで、私が「このへん」、警官「あそこでいいの?」、相手「いやこっち」 となります。警官「はい、んじゃ、2人で話し合ってどっちかに決めてくださ い。」。。。そんなこと言われたって話し合えるわけないでしょうが。。。  これがまた過ちです。相手に連射法のごとく言葉を浴びせかけてでもして一 本化すべきです。後日色々と相談することになりますが、警察段階で水掛け論 で、調書も2つになってしまった場合は、保険屋さんが入っても解決不能で裁 判で決めるしかないとのことです。何が何でも警察段階で調書記入される位置 関係は1つにしておいたほうが良いです。  私の場合その後どうなるかあまり知らなかったのでその場で強く言い張るこ とができませんでした。謙虚に、そして取り乱さず、必要最小限に、的確に、 そう思っていましたが、どうもこれはだめです。どんどん騒ぎ立てて、こいつ がうるさいから何とか処理すると警察に思わせたほうが良いのかもしれません。  結局地図は2つになってしまったようでした。マーキングの位置を計測し、電 柱なども使って三角法的にも距離を計測されます。それからまた3台ばらばらで 警察署に戻り、また書類を作ります。今度はさっき道路で計測してきた位置関 係を○で記録しただけで何も無い状態の紙に署名して、それから、1回目の事故 のときのように自分の悪いところと相手の悪いところを聞かれ、それに署名しま す。相手の処分はどうしますかと言うのもあります。  今回の事故は、妻の妊娠初期の事故で、万が一妻が乗っていれば事故の衝撃 などで流産だっただろうと思います。そういう人を殺すこともありえる事故で、 しかも煽り立てることで意図的に危険を作り出して引き起こした事故ですし、 しっかり反省させてほしいと言う内容にしてもらいました。  「処罰は望みません」と言うのと、「厳罰を望みます。」と言うのを良く聞 きますが、このときの調書は「処罰は望みません」と「反省を促してほしい」 だけしか選べないようになっていたようでした。  相手の情報をどれだけ知っているかを聞かれ、携帯の電話番号と住所と車両 ナンバーと自賠責の会社と証券番号が正しいか確認を受けます。相手の会社に ついては教えられないと言うことで社名も電話番号も教えてもらえませんでし た。仕事中なので会社にも賠償責任があるのになぜ隠すのでしょうね。  事故相手が次に呼ばれ、私は廊下で待ちます。そこでもまた「追突は追突で す。」とか、前回同様のやり取りが聞こえます。「保険会社入っているの?、 入っているなら使ってきちんと払ってやりなさい。」なんて言われています。 事故相手は渋っているようです。「何のために保険に入っているの。車の修理 代だけで30万。保険を使わないで保険屋さんを儲けさせてどうするの。」なん て指導もしてくれました。  その後相手が出てきて、私が相手に呼ばれます。何だと思いながら近づくと、 一緒に帰る気です。(え、こいつと一緒に歩くの。。やだなあ。。。)それな ら担当の警察官にご挨拶と私は思ったのですが、これを逃してもと思い相手の 話を聞きます。一緒に帰るって言っても警察署の駐車場までですけどね。 次号に続く ---  お宅の息子のせいで、こんなにひどい目にあっていますって、相手の親に相 談したらどうかとアドバイスをいただきました。実家らしき電話番号を知って いますのでそれはできます。また、警察からの電話で息子に連絡して出頭させ たのですから、ある程度まともな親だろうと推測できます。そうすると話が非 常に早いのではないかと、そういう気がします。  幾度やろうと思ったことか。ですが色々なところに反対されます。近所の警 察では「止めはしないけど、なぜ知らせたんだとそれが元でトラブルになる。」 と言われます。市の相談所でも同意見で、事故担当の警察でも「もう親と言う ような歳じゃないし」と言うことで、否定的な話ばかりだったので保留になっ ています。  そうそう、幾度やろうと思うほど、色々なことがまだ起こるのです。  感想、要望、不明点などありましたら、下の登録解除のURLから匿名でで きます。 ----------------------------------------------------------------- 発行人:しばのぶ sibanobu@nifty.com 登録解除:http://homepage2.nifty.com/siba-nobu/tr_acc/ 感想は、上のURLから匿名でできます。 このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用 して発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000115004) -----------------------------------------------------------------