================================================================= 交通事故に遭うとどうなるか 第37回 保険会社に連絡の日々 ================================================================= 　15年程度、無事故無違反。それが、たったの1ヶ月で2件。1件目の事故 が落ち着いた2週間後、今度は煽ってきていた車に追突されました。 　相手の保険会社は過失割合50%を言ってきています。通常交通事故の過 失割合というのは10%、20%をもめるようです。これは私の1回目の事故の 過失割合の表からも分かります。一時停止した、しないという程度で10% くらいしか変動しないわけです。それが今回の事故の場合は、相手が事 故原因を作った、意図的に近い事故なのに50%を言ってきているのですか ら如何に普通ではないか分かります。 　私の考え方はこうです。追突事故なので相手が過失100%、それを50%に するという話なので、50%が妥当だと言う証拠を値切るほうが用意しない といけない。これは、私のほうの任意保険会社、公共の相談所、日本弁 護士連合会、相手側自賠責保険会社ともに一致した考えです。 　警察が「暴走族に適用するためのもの」と言うのを押し付けられたまま と言うわけには行きませんので連日のように数時間相手の保険会社に電話 をしました。 　保険会社には犯罪者が多いかもしれないのでので、保険会社側は気にな らないのかもしれませんが、一般人は通常は犯罪者扱いされることは相当 の精神的苦痛のはずです。しばらく前の話ですが、無実なのにスーパーで 泥棒と言われて警官に無理やり押さえつけられて精神的ストレスで死亡さ れたかたがおりました。 　読者のかたで無実なのに犯罪者扱いされたらどのように感じることでし ょう。聞いて聞かない振りをできるかたがいたら、それはそれでうらやま しいです。 　嘘なので調べてほしいといっても調べません。証拠も出しません。調べ ても無駄です。と言われます。説明するので一緒に現場に行きましょうと いっても加害者に意に反するということで駄目なんだそうです。つまり加 害者が嘘を言っていてもお金をもらっているから協力するということです。 　破損した車について、もう1度見積もりを取るために入庫してほしいと 相手の任意保険会社に言われていました。私としては、半額に値切ってお きながら、自分の要求だけはする馬鹿にした話なので、できれば放って置 きたかったのですが、私のほうの保険会社に相談したところ見積もりを取 って被害額が確定しないと話が始まらないということでしたので、しぶし ぶ入庫して見積もりを取らせてあげることにしました。 　車は通院などで毎日使いますので時間をディーラーと相談し、それで相 手の任意保険会社にOKをとります。何度も時間はいいかと確認していまし たが、大丈夫であるということでした。 　さて、車をディーラーに持ち込みます。ショールームで待っていると時 間が過ぎても相手の保険会社が現れません。相手の保険会社に連絡すると、 なんと、担当者が不在です。研修で1週間不在なんだそうです。人を犯罪者 扱いして毎日のように電話して、動きがある中で無断で不在になるなど普 通の会社では考えられません。 　後日の話ですが、「被害者に断って休む筋合いなどありませんから」と のことです。空いた口が塞がらないとはこのことです。お金もらってない から迷惑かけても問題ないということのようです。 　それで、電話を受けたかたから、私の担当者が手配した見積もりをする 方へ連絡を取ってもらい、その後電話でお話しました。このかたは保険会 社から調査の依頼を受ける損害調査会社のかたでした。 　このかたによると、この日に私が車をディーラーに持っていくというこ と伝わっていたようです。それで、車を持って行った後はそのままずっと ディーラーに車があると思い込んでいて、何時ディーラーに到着しても問 題ないと思っていたようです。 　まあ、修理に出すのならそれでも良いかもしれませんね。しかしこちら は都合をわざわざつけてその時間帯の予定だけを空けて、ディーラーの了 解も取って、相手にも確認をとって、何分かかるかも聞いています。車を 置きっぱなしならば代車を出すべきだし、また、何分かかるかも聞く必要 もないです。 　後になっても、「そんな約束していません。」と全く謝罪もありません。 私にとって本当に常識はずれの会社です。この保険会社は外資系の保険会 社で、おそらく普通の人が普段見かける率が一番高い保険会社です。読者 の皆さんも気をつけてください。 　こういう保険会社と契約すると、とんでもないことになります。被害者 の心象も悪くしてしまい、罪も重くなるでしょう。事故の解決もずっと遠 のくでしょうし、まともな示談交渉は行ってもらえません。被害者をさら に苦しめてしまいます。結局被害者にも加害者にも損になります。 　保険って何?と考えると、保険と言うのは支払えないお金を急遽作るた めに使われます。支払う側にもメリットがあるし、支払われる側にも救済 的な面でメリットがあります。 　面倒を代わりにやってもらうというつもりのかたもおられるかもしれま せん。ですが、私の体験を読めば面倒をさらに面倒にしていることが分か るでしょう。 　保険と言う仕組みは、みんなで助け合いましょうと言うすばらしいシス テムです。ところが、今回の保険会社は加害者にも被害者にも迷惑をかけ ています。被害者をさらに苦しめるという意味で、保険会社という存在そ のものの設立趣旨からも外れるのではないかと思います。 　実際に読んだことはないですが、保険会社の約款や、損害保険の定義で は、契約者を騙し、被害者をさらに苦痛にさせて自分たちは利益を上げま しょうなんてことにはなっていないはずです。契約者の利と被害者救済と 双方の役に立つ、なんて、条文になっていると思われます。 　それでディーラーでの見積もりですが、この日はもうすでに時間が合わ なくなってしまっていたので、別の日を設定して、今度はその時間に来て いただくように損害調査会社の方にお願いをしました。 次回はその内容からはじめたいと思います。 　感想、要望、不明点などありましたら、下の登録解除のURLから匿名で できます。 ----------------------------------------------------------------- 発行人：しばのぶ sibanobu@nifty.com 登録解除：http://homepage2.nifty.com/siba-nobu/tr_acc/ 感想は、上のURLから匿名でできます。 このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用 して発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000115004) -----------------------------------------------------------------