================================================================= 交通事故に遭うとどうなるか 第48回 目撃者探し ================================================================= 　断続的にエンジン音をあげさげし、長クラクションを鳴らしながら煽 られ続けました。この車から逃れるため、路外へ出ようとして追突され ました。超不誠実な加害者でしたが、そのおかげでさらに被害に遭って います。 　ちょうど検察から加害者を不起訴に下と言う通知書が届いた頃、事故 ら2ヶ月ちょっと経った時期の話です。家族と一緒に事故現場に行きま した。これには3つの理由があります。 　1つは、加害者と事故の場所が違うことで食い違っていましたので、事 故当日駆けつけて対応してくれた警察官さんに事故後の車両配置を確認 するため。 　2つ目は、事故現場の目の前に車のディーラーがあり、そのショールー ムで目撃していた方がいるのでその確認のため。 　それから、家族にどういう状況で起こったか、どういう場所で起こった かを見てもらうため。 　それでうちからはどちら向きでもその道にいけるので、事故当時と同じ 進行方向になるように事故現場に向かいました。煽られ始めた信号機を過 ぎ、駅を1つ過ぎ、そして交番を通りかかかります。残念ながら交番はもぬ けの殻です。 　そのまま走って事故現場に到着し、ディーラーの駐車場に入れました。 ディーラーからはすぐに店員さんがやってきました。買いに来たわけでは ないので申し訳なかったのですが、事情を話してほかの店員さんで目撃者 がいないかどうか、それとお客様で目撃者はいないか調べてもらうことに しました。 　この応対いただいた方も事故当日店内にいたようですが、残念ながら事 故から2ヶ月も経っていて、車の配置などは覚えておられないようでした。 事故のときの車も白っぽいということは覚えておられましたが、今見たう ちの車かどうかも分からないのだそうです。そして騒ぎになっているから? 見ていただけで、事故直前は気づいていなかったようです。 　お店のかたで当日何か気づいていることがあればということで調べてお いてくれるということでした。そして、目撃者のお客様については、おそ らく記録に残っているけども証言などは勘弁いただきたいということで、 おそらく連絡も取ってもらえないようでした。 　また、警察でもついでに寄ったときにでも調べてみると言ってくれてい ましたので、警察が来たときもよろしくお願いしたいと伝えてきました。 　続いて、もう1度交番に引き返します。交番はまだもぬけの殻で、用があ れば本署に電話するようになっています。ところが、今回は本署に電話し ても仕方がないわけで。。。 　相当しばらく待っていましたが、もう予定の時間になって家族が出かけ ければなりません。それで要件をメモ帳に書いて交番の中にある投書箱風 のポストの中に入れました。 　交番を出たそのとき、パトカーが来まして、どうやら警官が戻ってきた ようです。それで、「メモを入れておいたので後で見て欲しいとお願いし ました。」それで交番は失礼するつもりだったのですが、「何の事故」と か、「どこで」とか色々相手は聞いてきます。 　仕方ないので少々説明することになりました。ですが少々では済みませ んでした。この警察官さん自分で裁定しようとしておられます。このかた は事故のときにいた警察官さんではないので、このかたに時間を割くつも りはないのです。取り次いでくれるだけでよいのです。 　「いつ、どこで、どんな車と、保険会社はどういっている、相手は、本 署の担当者は」このかたこんなこと聞いてどうするつもりだったんでしょ う。不毛だなあと思いつつ、時間切れで家族だけが交番を後にしました。 　もうどうしようもない泥沼になりまして、ほとほと疲れて交番を出るこ とになりました。結局結論は何も出ませんでしたし、実際に来てくれた警 察官さんに取り次いでもらえるかどうかも不明でした。 　メモを入れた箱はどうやらこのときいた2名の警察官では鍵がなくて空 けられず、結局見ることもありませんでした。この警察官はメモすら取り ませんでした。言付けしなければならないかもしれないのにメモも取らな いって言うのはビジネス感覚では少なくてもないですね。もっとも、こち らのお願いは、「メモを見てくれ」と言うことなので、それならメモしな くても良いのですけども、それならば、なぜ根掘り葉掘り聞いたのか良く 分かりません。 　数日後、事故担当の交通事故係の警察官さんと話しをしました。このと きの交番での騒ぎはきちんと伝わっていたそうです。事故当時来てくれた 警察官さんは、事故現場のそぐそばの交番ではなくて別の交番から来てく れたかたなのだそうです。そのため話がチンプンカンプンだったのでしょ う。事故後すぐの月曜日に電話したときにも、結局は見当はずれなところ に電話していたことになります。 　この交通事故係の方は、現場に来てくれた警察官さんとお会いして当日 の車両配置など確認してくれる手はずを取ってくれたようでした。その後 しばらくして結果を聞きに電話をしましたが、その時はまだ会えていない と言うことでした。 次回に続く 読者の皆様へ ---------------------------------------------------- 　実は毎回今日は何を書こうかと考えながら書いています。何かリクエ ストでもあれば一番下の署名欄にあるURLからご連絡ください。 　書くのが遅れて翌日になったりして、また書いている内容が時間的に 前後したりして申し訳ないと思いつつ、私のほうでも時間的に精一杯の ところもありましてご容赦いただきたいと思います。 　ところで、最近 Yahoo! Japan で検索がうまくいかなくなったと思い ませんか。今まで検索して1発で見つかるような有名サイトも見つから なくなりました。理由は、今まで Yahoo が使っていた検索エンジンの会 社を変えて、自前でやるようになったからなのです。ところが、私のと ころも、そのほかにも有名なところすら検索に出なくなりました。しば らくは、Yahoo はやめて Google やその他のサイトを使ったほうが良いか もしれません。 宣伝 ------------------------------------------------------------ 　次のページを製作中です。TOPページしか完成していないのでリンクが ほとんど全て切れていますが、読者の皆様に先行公開いたします。デジ カメなどのデジタルメディアをお持ちのかたは表紙を見るだけでも参考 になると思います。 デジタルメディア トラブル対策 http://homepage2.nifty.com/siba-nobu/dmt/ 豆知識 地方自治体の「町」と「村」、この読み方が都道府県によってかなり違 いますがご存知でしたか。テレビでアナウンサーが間違うので、それで 興味を持って調べてみました。 町村の読み方分類 http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Sunnyvale/9553/tyouson/index.htm 役に立つ本 ---------------------------------------------------- 保険調査員が教える 交通事故に負けない本 ですが、在庫切れなので、同じ方が書いた次の本も参考になると思いま す。 交通事故交渉にだまされない本 Yell books―保険調査員が教えるシリーズ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4753917509/sibanobu-22 ----------------------------------------------------------------- 　感想、要望、不明点などありましたら、下の登録解除のURLから匿名で できます。 ----------------------------------------------------------------- 発行人：しばのぶ sibanobu@nifty.com 登録解除：http://homepage2.nifty.com/siba-nobu/tr_acc/ 感想は、上のURLから匿名でできます。 このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用 して発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000115004) -----------------------------------------------------------------