================================================================= 交通事故に遭うとどうなるか 第54回 寝付けない日々 ================================================================= 　やれやれ、どいつもこいつも。。。加害者も駄目、警察も駄目、検察 も駄目、病院も駄目、保険会社も駄目。はじめにつまずくと、すべてが 大変なほうに作用します。まともな応対だったのは、健康保険の組合、 市町村の交通事故相談室、飛び出し注意の問い合わせをした役所、裁判 所の不服審査会などがありました。そのほかは、何か問題を抱えていま すね。 　病院の不可解な仕打ちを受けた後、その後、毎日寝付けない日々が続 きました。私は1、2分で寝付くのが普通でした。寝付けなかったのは、 学生の頃にあります。会社訪問で何百人かの従業員を見て、それを自分 の技術で食べさせていくのだと実感した日、または、プロポーズをした 日など、転機といえる日には何度かあります。それがこの事故のあとは 度々起こります。 　事故直前はさほどでもなかったです。しかしながら、警察の対応、加 害者の対応、相手の保険会社の対応、病院の対応と日増しに酷くなって いきます。次にこう言われたらどう言おうとか、そういうシミュレーシ ョンで頭が回り続けて休まりません。 　この最後の病院の件以後は毎晩寝付くまでに4時間とかかかっていたで しょうか。今度病院に行ったらどうしようかとか、それとも別な病院を 見つけようか、どうやって見つけようか、どのようなところが良いのか、 次の病院も同じだったらどうしようとか、あるはずのカルテと言う証拠 が出せなかったらどうなるのか、加害者から補償も受けられなくなりま す。病院相手に裁判しなければならないのか、それはおそらくとんでも ない話になるでしょう。病院相手の裁判なんてなくなったとかそれに近 い重大なものばかりです。見た目には何ともない程度でできるものとは 思えません。 　こういう思いが自力で解決できないまま延々何日も何日も続きます。 1ヶ月程度は続いたでしょうか。結局次の2週間後には病院へ行くことは ありませんでした。気が重くてそれどころではありませんでした。 　病院での1件から2週間が経ち、ここで初めて通院しないと言う事態に なりました。通院しないとけがが治ったと判断されます。後から通院し ても、「事故とは関係有りません。勝手に転んで怪我したんでしょ。」 と言われかねません。 　次第に焦りながらも病院を探します。ネットで相談すると大学病院が 良いようです。後遺症として残ることが確定するような時期の場合は、 普通の個人病院では設備や技量的に難しいようです。色々調べてみると いくつかあるものの、やはり遠いとか、時間的にきびしいと感じます。 私の生活は、10時頃起きる生活でしたから朝早く起きて病院へ行くと言 うのが相当に難しかったです。このため、午後でもやっている病院へ通 って助かっていたのが現状でした。 　この病院のおかしな対応を自分のほうの保険会社に相談すると「おか しいですねぇ。普通は病院と言うのは来るもの拒まずなんですけど。あ まりそういう話は聞いたことありません。」ということでした。転院す るならば期間が開かないうちにとアドバイスされました。 　市町村の相談室では「そんな、それなら、もう、なおさら弁護士に」 と言うことでした。弁護士にも懲りいてますし、このときは弁護士を探 すよりも病院探しが先でした。 　また、このあたりの時期にはおかしな体調不良がありました。食事の あと必ず気分が悪くなったり、ふらふらしたり、吐き気があったりとそ ういう状態でした。常時体調不良でしたが特に食事の後に強く出ます。 本当に寝込んでいなければいけない状態でした。合間を見てネットで病 院を探しますが、1分探して1分突っ伏してと言う状態でした。 - - - - - 　それともう1つやったことがあります。カーブなどで腰より上の胴体が 遠心力で持っていかれて腰が外れるように痛かったのでなにか必要では ないかと思ってきました。これは A 医師から終わりの打診をされた後の ことです。医師が終わりと言うのに全然治っていないので、医師に頼らず 対策しなければいけないものを感じました。 　結局、車用に腰あてのクッションを購入しました。これは長方形の板 状のクッションに胴体が収まる部分が削ってあって樋のようになってい るものでした。これは効果がかなりあって、カーブを曲がるのか比較的 楽になるようになりました。 　また、どうも車の振動が気になります。ちょっとした段差を超えると きに、かなり突き上げるような衝撃があります。また、段差がある道路 でもかなりのものです。これは軽自動車にありがちなことのようです。 　ディーラーに相談したところ、タイヤを交換して扁平率を変える方法 と、振動が少ないと好評な車への買い替えの提案を受けました。交通事 故で別な車を買ってもらうなど聞いたこともありません。できることで はない気がします。(と言いつつも、必要なら認めるべきと思います。ま だ判例がないのでしょうね。←未調査です) 　これについても、いくつか試してみて座布団形のクッションを購入し ました。これは普通の座布団に比べてもかなり薄いものですが、かなり ショックを吸収してくれます。この座布団クッションと腰用に買ったク ッションとを縫い合わせて一体化して使っています。これはかなり良い です。腰をやられてしまった場合は悪化しないうちに早めにこの対策を やったほうが良いと思います。 　そもそも、できれば乗らないようにとか、クッションで保護しなさい とか、こういう情報は医師が患者に伝えるべきものだと思うのですけど、 はじめに行った病院の医師はその点については何も指示はありませんで した。 　ネットで調べたところ、ある医師は、けがをした場合は「車を運転し ての来院はしないでください」と書いてありました。車の運転は腰には 良くないと、町医者程度でも知っているのです。私の場合は診察で何度 も「車を運転したときに」と言うことは訴えています。しかしながら A 医師も、B 医師も直接この話に反応はしていません。意図的なのか、強 烈に不勉強なのか、それともほかに何かあるのか良く分かりません。 　自分で運転してはいけないのなら、どうしたらよいかと言うことにな ります。家族の運転なら良いのかと言うと自分で運転するよりも良くあ りません。バスやタクシーはもっと大変です。 　ならば歩いていくのでしょうか。歩くのもそんなに楽ではないと思い ます。買い物でお店に10分ほどしかいられないのにそんなに長時間歩け るとも思えません。それではあとは、寝台車かと言う気もしますが、そ こまで大それたことをする気にもならなくて過ごしていたと言うのが現 状だと思います。 　次回に続く。 ----------------------------------------------------------------- 　感想、要望、不明点などありましたら、下の登録解除のURLから匿名で できます。 ----------------------------------------------------------------- 発行人：しばのぶ sibanobu@nifty.com 登録解除：http://homepage2.nifty.com/siba-nobu/tr_acc/ 感想は、上のURLから匿名でできます。 このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用 して発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000115004) -----------------------------------------------------------------