================================================================= 交通事故に遭うとどうなるか 第58回 MRIの結果を聞きにいく ================================================================= 　1番目に行った病院が幾度となく不信な対応をするため、それから病状 が良くならないために2番目には大学病院へ行きました。大学病院では細 かく病状を記録してくれ、レントゲンとMRIを撮影しました。 　原因が分かるとか、治る時期が分かるとか、明確な診断をもらい、早 く良くなるのが目的です。 　かなり期待して病院へ行きました。病院に行くと同時にリモコンみた いな小さな機械を渡され、これで順番や呼び出しをするのだそうです。 今は看護婦さんに呼ばれるなんてことはなくなったみたいです。待ち時 間もかなり短くなっていて10分程度で機械の表示が変わり、中待合室へ 呼ばれます。 　5分くらい指定しに呼ばれて診察室に入ります。すると診察室にいた医 師は初診とは違う医師でした。はじめの医師は初診専門の医師だったよう です。 　医師は開口1番、「何ともありませんよ。何も異常ありません。」これ には驚きました。3ヶ月で治る、はずらしいけがは一向に続いているのに 異常はないということと、説明は何もないということに驚きです。 　「何ともありません」と言う言葉には(あなた何しに来たんですか、全 然何ともないじゃないですか。）と言うニュアンスが含まれるように聞こ えました。 　それならなぜ痛みがあるのでしょう。なぜなくならないのでしょう。治 るはずのものが治っていないのですから、医師が見落としている何かがあ るのか、あるいは医師の能力が低いから分からないとしか思えません。 　「運動不足だと思います。」そして、運動すれば直ると思うそうです。 運動不足と言う点については、スポーツもしていませんし、不足と言わ れればそれは認めざるを得ません。しかしながら、スポーツができる体 でもありません。痛みがあって日常生活すら困っているのにスポーツど ころではありません。 　そもそも、事故前も事故後も同じような生活です。むしろ、事故後の ほうが頻繁に病院へ行くことで、出歩く機会が多いくらいです。事故前 には同じ運動量で何も不自由もなく支障もなかったものが、事故後には 運動不足で痛みがあるというのは非常に不可解です。 　はじめの病院と2番目のこの大学病院での医師の見解は同じだったわけ ですが、双方の医師はこの矛盾を説明できませんでした。私は何かがお かしいと思わざるを得ませんでした。大学病院へ行ったからには何か進 展があると思っていたわけですが、この結果は非常にがっかりでした。 　それでは、いつ治るのか、どうしたらよいのか、こういうことをお聞 きしましたが、どこの病院でもいいと言うことでよい治療先を紹介して もらうこともできませんでした。また、後遺障害の診断は、はじめの病 院へ行けなくなった理由を伝えているにもかかわらず「はじめの病院に やってもらえばいいでしょ。」と拒否をされました。「だいたい事故扱 いでもないし」とも言っていました。これは健康保険を適用しているこ とについて指摘したものです。 　結局この大学病院では、納得できる理由も分からず、治療も受けられ ず、通いやすく適切な病院を紹介してもらうこともできませんでした。 　2つの病院でこのような状態で、なぜこのようなことになるのか信じら れない気持ちと、少々呆然とした気持ち、それと病院ってこんなところ なんだという思いもありました。こうして、医療と言うものへの不信感 は更に強くなりました。 　次回に続く。次回は体調不良の結果を聞きに3番目の病院へ行きます。 　少々出来事があったので先週は発行するのを忘れてしまいました。また、 その出来事についてもそのうちに書きます。 　感想、要望、不明点などありましたら、下の登録解除のURLから匿名で できます。 ----------------------------------------------------------------- 発行人：しばのぶ sibanobu@nifty.com 登録解除：http://homepage2.nifty.com/siba-nobu/tr_acc/ 感想は、上のURLから匿名でできます。 このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用 して発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000115004) -----------------------------------------------------------------